「緑と湧き水環境フォーラムin和光」要旨と事業の成果
会報Verda 79号の2 http://wako-wakimizu.org/
沢山の環境に関心のある方が来ていただき、環境についていろんな視野から広く捉えるフォーラムになりました。
1・ 南川さんから国レベルの国際的な今日的取り組みについてのお話でした。
地球温暖化の第15回の国際会議COP15について、直接お話が聞け、さらに、生物多様性についての問題でCOP10についての国際会議で、身近な問題とどう関連するかのお話がありました。
2・ 続いて日本自然保護協会の開発法子さんのお話で、和光市が10年前に行なった市民が中心の環境調査に取り組んだときに指導していただいた調査のお話で、その重要性についてのお話があり、さらに全国的な日本自然保護協会の活動についての現状の紹介がありました。
3・ 当会の高橋勝緒が、イントロダクションとして地球規模の温暖化と、CO2が海に溶け込む状態についてのお話をし、それとは対照的な一地域での会の環境問題の取り組みの意義を話しました。
(1) 会の活動としては参加する人が楽しむ和、輪を重視する。
(2) 身近な自然を知り、調べ、親しむ活動
(3) 身近な自然と親しむことを広める活動
(4) 調べたものを基にして保全する活動
地球温暖化も含めてこれらの活動が、持続可能な社会に結びつくこと等を述べました。
後のパネルディスカッションでは
・市民環境部の富澤部長がパネラーとして、地元の白子の湧き水を紹介し、和光の湧き水の重要性についての取り組みについてお話し提案としました。
・赤松さんが、和光市の市民憲章である緑豊かな人間都市和光について述べ、市民会議の活動やそのほかの会の活動の保全についてパネラーとして述べました。
・高橋絹世さんは、南川さんのCOP10の話を受けて、われわれの活動の身近な自然の中の生物多様性の重要性と、その取り組みについて、手入れの仕方の一寸した工夫で生物多様性が保持されることについて提案しました。
・その後会場からは、環境への取り組方などについて、意見や質問が出され、南川さんはじめパネラーを交えて活発な討議がなされました。環境問題は、我慢するのでなく、新しい技術や生活態度を作り上げていくことの重要性を述べられました。
・開発さんからは、地域の活動の重要性の中で、継続が大変重要だということを述べられました。
事業の成果
重要な環境のテーマであるCOP15およびCOP10の話題が、身近な問題として捉えられ、広い視野が得られました。和光市のような都市部の小さな環境活動にとって、広い視野から得られた地球温暖化への対応および生物多様性の保持が重要であることがわかり、多くの参加者とともに共有でき、和光版のCOP10とも言えるのではないかと思います。(2009年12月15日作成)
和光・緑と湧き水の会についての問い合わせは、高橋まで