樹林公園クヌギ、コナラ等の間引きと午王山への移植
NPO法人和光・緑と湧き水の会 会報VERDA58 (2009年1月)
代表理事 高橋絹世
和光樹林公園コナラの森では、2001年からコナラ、クヌギのドングリを市内で集め、種から幼樹を育ててきました。樹種は高木ではコナラ、クヌギ、ケヤキ、エノキ、クリ、ミズナラ、ミズキ、アカメガシワ、ヤマザクラ、低木ではコウゾ、クワ、クサギ、ヤマハギ、イボタなどです。
3m間隔で2002年4月に定植しました。その後周囲に生えてきた草木と共生させながら、樹木を育て、幹周り30cmになったもの、樹高が10メートルにもなったものがあります。
樹木間隔が狭くなってきたことと、午王山の保全事業が進んできたことにより、主にクヌギのドングリの生育地である午王山に、里帰りを企画し、成木を掘り出し移植をすることとしました。7年前、午王山上部で、クヌギが切られ切り株にたくさんのクヌギの実生が生育し、これを樹林公園で育ててきました。
2年前そのクヌギがドングリの実を数個つけ、昨年秋にはたくさんのドングリがなるようになり、持続可能な成木になりました。今回、クヌギ、コナラ、ケヤキなどを掘り出し移植をすることとしました。
午王山の屋号をお持ちで花木育成の専門家である山田利久様にご協力を戴き、また石川英俊さん、小林章浩さんにも移植先までをお願いしました。
この機会に、是非多くの方々にご参加戴き、移植に携わっていただき、これからの樹林公園コナラの森づくりにも生かしていって戴きたいと思います。皆様どうぞよろしくお願いいたします。
移植する樹木は予め選んであります。
また、新倉ふれあいの森で見つかった 「カンアオイ」 の保護のため、生育環境を整えたいと思います。夏場暑い日ざしを避け緩和するためにクワを植えたいと思い、この機会に併せて行ないたいと思います。
日程
2009年1月24日(土)(雨天の場合は順延)
コナラの森9時半集合
樹木の掘り出し後、午王山に移植
新倉ふれあいの森に移植
講師として 山田さんに来ていただき、石川さん、小林さんに
ご協力いただきます。
時間 9:30 〜 14:30位まで